最高裁が,父親が日本人で,未婚の外国籍の母親から生まれた子の日本国籍取得の可能性がない現在の国籍条項を違憲であると判断した。母親が日本人で父親が外国人の場合,未婚でも日本国籍を取得することはできる。それとの比較で,最高裁
最高裁違憲判決
最高裁が,父親が日本人で未婚の外国籍の母親から生まれた子の日本国籍取得の可能性がない現在の国籍条項を違憲であると判断した。母親が日本人で父親が外国人の場合,未婚でも日本国籍を取得することはできる。それとの比較で,最高裁は
家事審判事件
大阪家庭裁判所に家事審判事件の期日ででかけてきた。すぐに終わるからと引き受けて2年以上は経過した。いよいよ,最後の段階に至っていて,予定では次回で審理を終結することになる。しかし,この段階に至っても遺産の範囲についてまだ
特商法,割賦販売法の改正
火曜日のロースクールの講義の準備をしていた。今週は,特商法をとりあげる。昨年,同じ講義を担当したのだから,昨年のものを「使い回し」すればさほど準備は必要ないはずである。しかし,昨年の講義の進め方で私自身,反省することもあ
企業の危機管理
昨日,住宅地の土壌汚染による損害賠償請求事件に関して,裁判官に今後の手続き進行の参考にしていただくために,現地で事実上の検証手続きがあった。 庭先を10センチ程度掘ると黒い油分を含んだ土がでてきて,異様な臭いを漂わせる。
思わず憲法読み返す
憲法9条には「国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する」とある。クラスター爆弾禁止条約に日本が署名することに日本が最後に署名したとのニュースが報道されてい
カルトとの戦いの系譜
かつて「岡山青春を返せ裁判を支える会」が同裁判終了後も「カルト被害を考える会」と名称を変え,活動している。裁判は終わってもカルトの被害は絶えることなく,むしろ広がっているという状況があったからだ。そのカルト被害を考える会
病んでいる
先週,同期の裁判官がだした死刑判決は「更生の可能性は否定できないが結果の重大性から死刑を選択」したものであった。死刑に対して歯止め,抵抗感が薄れてしまったのではないか。そして,今週,民主主義の根幹を揺るがしたとして長崎で
大学の授業
法科大学院の授業参観にでかけた。私も「消費者法」の講座を持っているので,関連のある民法ではどのような授業がなされているのかみてきたのである。定期的に弁護士会の法科大学院支援委員会が企画して実施しているが,初めての参加であ