家事審判事件

2008年6月3日

大阪家庭裁判所に家事審判事件の期日ででかけてきた。すぐに終わるからと引き受けて2年以上は経過した。いよいよ,最後の段階に至っていて,予定では次回で審理を終結することになる。しかし,この段階に至っても遺産の範囲についてまだ決着がつかない。法律的にはまずは,遺産の範囲を決めてから分割手続きということになる。本格的に論争が続くことになれば,その裁判の結果をみてもう一度分割手続きにしなければならない。果たしてどうなるか,,,,,,。

事件当事者は4人である。被相続人の妻と,先妻の子,後妻の子らである。人間関係の複雑さがそのまま互いの主張の複雑さとなって反映される。それに結構多額の遺産である。その金額の大きさが,さほどの金額でなければ無視できる出来事であっても,さらに問題を深めてしまう。第三者的にみれば,それぞれの人の立場にたってみつと,それぞれの主張している状況に物が見えているだろうということは推測できる。決してそれぞれがそんなに悪意ではないと思えるが,互いの感情は姉妹ではあっても決して許すことのできない一線ができてしまっている。こうした,人間関係を解きほぐすように,遺産分割の最終的な判断が裁判官によってなされるのである。譲れぬ主張を繰り返しながら,それでも次回は結審までにこぎ着ける予定である。

岡山から大阪家裁に行くには,新幹線で新大阪にでかけ,そこから地下鉄御堂筋線,中央線と1回乗り換えていく。もう何回も通っているのだが,乗車位置をいつも迷ってしまう。乗り換え口,ホームの出口に近いところに停車する車両に乗るようにしている。しかし,何回乗っても迷い,しかもたいていねらった反対側の方向に行ってしまうのである。そこで,きょうは自分の感覚と逆の方向に動いてみたところ,なんとすべてねらった位置にでることができた。どこかで,感覚が逆になっているのだ。一度はぼーっとしていて,来た電車に乗ったところ,周りは女性ばかり,どうやら女性専用車両に乗ったのであった。降りて,車両をみて気づいた。乗っていた時は気づかなかったのであるから堂々としていた。気づくと赤面するほど恥ずかしい思いにさらされた。時に全く逆の方向感覚に陥ることがあり,要注意である。

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