東京は雨との天気予報に傘を用意して岡山空港に。岡山は雨から晴れてきそうな兆し。搭乗後も、少しの間揺れることもあったが順調に運航しているように見えた。しかし、天候の状況が悪く、しばらく羽田近辺で旋回しながらの待機の連絡があった後に伊丹空港に着陸とのこと。行かなければならないところに時間通りに着くことは絶望的となった。こんな運航状況が知らされても、機内はざわめきもなく、それを運命とばかりに受け止めている。私は、うわーと声が出そうであった。皆さんは結構、冷静であった。
伊丹に着いて、新幹線で東京までの振り替え切符をもらって新大阪へ。バスを待っ人の列は数台分、新大坂でのチケット交換に並ぶ人の列は100メートルは越えていた。じっと順番を待つ我が民族のお行儀のいいこと。
東京の大雪と共に思い出されるのは、1971年3月3日のことである。司法試験に合格した年であるが、この日歩いて法務省に願書を出しに行ったのである。3どめになるこの年こそ合格をと雪道を歩いたのを思い出す。