依頼者は小学校の3学年下の後輩,とはいってもそろそろ還暦を迎えようかという年である。訴訟の相手は小学校の同級生のお母さんで,年の頃は80歳代の後半であろうか。今回は隣地との境界の紛争である。隣地の境界であるから当然お隣さ
朝日新聞社説「司法改革の原点に戻れ」
欠陥住宅問題は消費者問題
明日は,全15講の消費者法講義の14講で,最終は試験だから実質最後の講義となる。テーマは医療過誤訴訟と欠陥住宅問題である。前回の最後に,この2つのテーマは消費者問題なのですかと聞きにきた学生がいた。業者側の極めて高い専門
危険な忘れ物
昨日,帰宅して少し処理をしておきたいことがあり,ノートパソコンを持ち帰った。帰り際に気づいのだが,一番に出張だったので岡山駅にバスで直行していたため,事務所には車はない。バス停まで傘をさし,パソコンともう一つの荷物をもっ
またまた献金地獄,,,,,
午前中は,愛媛に依頼事件の関係で不動産売買契約のためにでかけた。弁護士任官の裁判官が粘り強く和解による解決のために双方の利害調整をしたいただいて結末をみた事件の事後処理に関する契約である。訴訟の途中では,判決もやむをえな
授業参観
岡山大学法科大学院の授業参観に参加した。現在,「消費者法」を担当しているが,教育のプロの大学の先生はどのような講義をしているのか,どの程度の学力をもって私の講義を聴いているのかそれを知っておきたいと思ったからだ。参観した
消費者庁構想は20年前から
今日の大学の講義は,製造物責任法に関してであった。1962年,ケネディ教書による消費者の権利宣言,ラルフネーダーによる「車はどんなスピードで走っても危険」という欠陥車問題の提起は,製造物責任を過失を要件としない欠陥という
布川事件と裁判員裁判
布川事件に再審決定である。検察官が証拠を隠していた事実が指摘されている。捜査は深夜まで及び,認めなければ死刑だというような取り調べもあったようだ。再審という形ではあるが無辜の人が救われる可能性が強くなった。しかし,無罪を