またまた統一協会関連会社に強制捜査

2009年9月30日

大阪で,先祖の因縁をときながら,高額な霊感商品グッズを売ったとして昨日4名が大阪で逮捕された。統一協会関連会社に捜査がはいることはもはや珍しく無くなった感がある。問題は,これらの捜査によってどこまでその組織性を明らかにすることができるかである。

壺,多宝塔を先祖の因縁を説いて恐怖に陥れ高額の価格で売りさばいていた霊感商法に対して,日弁連が統一協会の組織的関与が疑われると意見書を発表してもう20年以上になるのではないか。そうした組織的犯罪が放置され,統一協会による被害者は生まれ続けてきていた。多くの人たちの人生を奪ってきていた。やっと,刑事事件としてその活動にメスがはいろうとしているといっていい。

しかし,こうした犯罪行為を侵し続けてきている宗教法人がなんらの規制も指導も受けずに活動を続けている。その責任者ともいうべき,文化庁の不作為の違法を確認する訴訟も始まっている。しかし,被害は日々,生まれてきている。私のところへの相談は,家族らの真摯な取り組みによって脱会することができた後に,財産的被害回復を求める人たちである。財産的損害は回復できても,失われた青春は戻ってこない。もどかしいようなやっとはじまった警察の取り組みであるが,その組織性をしっかりと解明して,人の心を弄ぶカルトの活動は根絶されなければならない。まだまだ道のりは遠い,,,,,,気がする。

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