日弁連に出張

2009年10月14日

日弁連の委員会(事務局会議)のため上京していた。先週の金曜日から中弁連大会,連休と続き,きょうは上京であったので,まともに事務所の仕事ができていない。もっとも月曜日には,早く提出しておきたい陳述書3通の作成と書証の作成準備をしておいたので,今日の内には作業は進んでいたことと思う。

今日の委員会の論議のなかでは新政権に向かって,日弁連の取り組んでいる人権課題に関する基本的な課題,当面の実現目標などの論点整理を論議していた。いろいろと話を聴いていると,地方分権に伴い,財政問題を含め,どのように法的に整理され,コンプライアンスを確立していくか,政府にとっても方針が定まらないところがあり,日弁連への協力要請などもあるようである。さまざまなところで弁護士を必要としている分野はまだまだありそうだ。今後のあるべき司法の方向性をみつめ,この度なされた司法改革のフォローをしつつ,取り残された課題をどう解決していくかその戦略と戦術を検討するというのが担当委員会の役割だろうか。壮大な論議のようであり,現に起きている課題の解決も考えていかなければならない大変な任務を抱えている委員会である。きょうはこうした論議を3時間近くした。日常業務とは違った頭の使い方である。そのせいか,疲れるようで疲れない。

今週は,もう一度上京する。今度は最高裁判所に民事事件に関する口頭弁論であって,日常業務の一環である。1審,2審勝訴の判決に関して口頭弁論が開かれるのであるから,当方としては苦しい結果を予想しなければならない事件である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Links

Calendar

  • 2024年7月
    « 5月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031