適格消費者団体はなお遠い,,,,

2009年10月15日

昨日は,会議の始まる時間までにかなり時間があった。こんなときにいつもは日比谷図書館に寄って,そこで書面を書いたり,資料読みをしたりする。学生時代に大学紛争でロックアウトとなったときに,ここの閲覧室をよく利用させてもらった。そのころの懐かしみもあり,ここにくると落ち着くのであった。日比谷公園を歩いていくと野外音楽堂の隣に古い建物が見えた。はいろうとすると閉まっている。そして貼られている紙には,「平成21年3月をもって閉館しました」と書かれていた。思い出の場所がまた一つ消えていた。

午後から倉敷簡易裁判所で調停事件があった。友人であった大阪の同期の弁護士が担当していた事件の引き継ぎ事件である。この事件の依頼を受ける1週間ほど前に,体調が悪いので引き受けて欲しいとの連絡があった。そして,彼の死を知らされたのである。その依頼者の方と彼のことを話ながら,修習時代にともに過ごした時間を思い出していた。

夜は,消費者契約法に定める適格消費者団体を目指している消費者ネット岡山の理事会の準備のための運営委員会を開催した。人的組織の充実,経済的資金の充実,事務所・スタッフの確保,資金の確保などなどクリアしなければならないハードルはまだまだ高い。この1年でその目処をつけていくのが今の直面する課題であろうか。消費者庁ができても,政府が自動的に消費者を守ってくれるわけではない。消費者自らが様々に行動し,そのことを活かしていける環境があることが必要なのだ。

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