今日は,岡山ではノーマイカーデーであったらしい。岡山のタクシー,バスを運行している某大手運輸会社の社員が会社まで自転車などで通勤したニュースが流れていた。我が社こそがクリーンな会社であると社長がインタビューに応えていた。この会社がかつて造成して販売した宅地が汚染されていることがわかり,その住民が損害賠償請求訴訟を起こしている事件を担当している。汚染の事実は客観的に事実として存在している。いいかげんな造成工事しかしていなかったことは,土壌のなかに造成前に違法操業をしていた廃油処理工場の廃物が含まれていることからも明らかである。しかもその土壌汚染のレベルはかなりの高レベル汚染である。しかし,決して責任をとろうとしない。裁判所から鑑定費用を負担したらどうかとの勧告がなされてもこれを拒否している会社である。クリーンさをアピールするのであれば,こうしたところから誠実に対応していただきたいものだとニュースを見ながら思わされた。
ノーマイカーデーに反して,きょうは倉吉の裁判所に車を運転して往復した。マイカーで行くと,出かけるときから帰宅までの全時間が労働となってしまうが,それでもJRの乗り継ぎ,駅までの交通手段などを考えるとドアツードアの感覚が気分的には楽に感じる。帰りには湯原で30分ほど温泉に浸って帰ってきた。少し,得をしたような出張である。次回は12月である。北の県境は積雪の危険がある。こんどはJRを利用することになるだろう。CO2削減には,その方がいいに決まっている。