労働相談も

2009年11月18日

昨日は,医療過誤相談が続いたと書いた。きょうは,それに続いて労働相談が続いている。今日の相談のひとつは,突然の理不尽な解雇でこれを争いたいとの相談である。とはいっても,もともと正社員で一定の給与を保証されての入社であったが,その形態はまもなく変更され,時給になり,当初予定されていた業種と全くことなることも随時指示をうけてするようになった。給与を減額されたされたうえに本来業務と異なる指示を受けたことに意見を述べたところ,解雇となった。もともと給与は少なく,貯えもない。争うにしても費用の捻出ができない。法テラスの援助を考えざるをえない。年末を迎えて,職を失い,これを法的に争っていかなければならない。精神的にも大変なストレスを抱え込むことになるだろう。背景には今の経済不況による雇用情勢の落ち込みが影響しているのだろうか。

明日の予定にも労働相談がはいっているようである。こうした相談は続く。退職金の支払いを求めている裁判が3件ある。労働仮処分準備中のものが1件ある。つい先日は労働審判事件が1件終了した。労働相談が増えている。しかも労働組合を通じての相談ではなく,個人からの相談が多い。こうした相談が増えてきている実感を持つとともに,いずれも担当する方としては負担の大きい種類の事件であるが,こうした事件を今の時期に担当することは,社会の要望に応えている事務所といえるのではないかと自負している。

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