きょうは,前にブログに書いた10万円ほどの過払い請求事件で2度目の津山簡易裁判所にでかけた。約60キロの道程なので1時間40分の時間をみておけば余裕をもって目的地に着ける。岡山市から北上する国道53号線は,里山に囲まれた道筋を旭川沿いになったり,あるいはJR津山線と並行したりしながら進む。里山は,いろいろに色づいて山がもくもくとして動いているように見える。空は雲って,低い里山に霧がかかっていた。途中の路上の寒暖計は5度をさしていた。浮かれるような雰囲気でなく,こうした光景は心を落ち着かせてくれる。
ところが,辛香峠のところにくるとトンネルの工事をしていて,少なくともここを通過するだけでも20分の時間をロスした。その後に津山に着くまで5箇所の道路工事現場に遭遇した。その結果,11時にはつくはずの予定が11時20分となってしまった。相手方が不出頭の予定であったので,あらかじめ遅れることを裁判所に伝え,開始を待ってもらっていた。結審して次回に判決である。相手がこないことがわかっていたことから,遅れてもあまり焦りがなく落ち着いて運転することができた。きっと運転中に見えた霧に包まれた里山の光景が私の心を落ち着かせてくれていたのだろう。帰りにみた寒暖計は8度を示していた。これから午後にかけてまだ気温は上がるだろうなどと考えながら岡山へと運転していた。それにしても,この道中,6箇所の道路工事は予想外であった。しかし,ずっと前からこの時期になると道路工事が多くなるなどと良く言われている。残った予算を年末までに使い尽くすことが必要なのだとか噂をしていたものだ。しかし,これは本当のようだ。年末を控えて一挙に工事が増えたに違いない。これからの車でのお出かけには時間設定に用心,用心。