感心するほどのことでもないが

2009年12月2日

きょうは,長崎地裁にでかけていた。既に2年近く経過している事件であるが,裁判所にでかけたのは今日が初めてである。尋問がなされ,終結予定であったが,裁判所からの和解勧告を原告側が求め,もう一度期日が開かれることになった。さて,和解ができるのやらどうやら。1時間ちょっとの尋問であったが,往復に確実に8時間の時間を要する。やはりでかけるのは大変である。

長崎地裁では,法廷の案内はどうなっているのだろうか,法廷の前に掲示しているのだろうか,書記官室によったらいいののだろうかなどと考えながら玄関をはいった。ところがそこに案内デスクのようなところがあり,そこから「行かれる場所はおわかりでしょうか」と声をかけられ,「事件番号でも当事者のお名前でも代理人でもわかれば,,,,」と親切に案内してくれるのである。事件番号を記録をだして確かめる必要もなく,私の名前を告げると同時に行くべき法廷とその場所を親切に説明していただいた。はじめていく事件当事者などはもっと不安な気持ちでこの玄関を入るはずである。しかし,こんなに親切に案内してもらえれば,それだけでかなり不安は解消されるはずである。

この親切さはすごいことだと思ったが,民間の施設であれば当然のことである。岡山地裁などの現状と比べたからすごいと思っただけなのだ。しかし,今日のこのサービスには感心した。裁判員裁判や地家裁委員会などの制度が,こうしたサービスにつながってきているのではなかろうか。他庁でもまねてもいいサービスではある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Links

Calendar

  • 2024年5月
    « 5月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031