天皇の政治的利用

2009年12月15日

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倉吉の裁判所の事件が午後からあった。行きは米子経由で倉吉へ,帰りは鳥取経由で岡山に帰ってきた。米子をでてしばらくすると写真のような光景に出会った。風力発電の風車がたくさん回っていた。ヨーロッパの鉄道に乗っているとよく見かける風景だが,岡山に住む私にとっては,異国の雰囲気を味わせてもらえた。原発の風景よりは落ち着く。しかし,山陰の天候は変わりやすい。倉吉までの30分ほどの間にも強い雨が降ったり,薄日がさしたり,そして日本海の光景も突然に暗い雲か霧に覆われてしまったり,,,。冷たい風と荒波と,そこは瀬戸内海とは大きく違う光景がある。その冷たい海の荒波の底では,今が旬のかにがいる?

帰ってニュースをみれば,特別会見を1ヶ月前に申請するルールを破ったと天皇の政治的利用が問題とされて大きく報道されていた。はてさて,天皇制存在そのものが天皇の政治的利用である。天皇制のなかで,戦争が遂行されてきた。その戦争責任を課さないで,日本の統治がなされた。これこそ天皇の政治的利用である。天皇はどうあっても常に政治的に利用されている。1ヶ月前に申請をしておけば政治的利用にならないというのもおかしなこと。国旗と国家が天皇と一緒になって政治的に利用されていることの方がもっと問題である。外交関係にいいように作用するのであれば,天皇の政治的利用はむしろ結構なことだ。そんなために天皇制があるのではないか。なにか本質を忘れた議論のように思える。

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