最後の忘年会

おそらく，今年最後の忘年会であったろう。長年続いている親しい弁護士の集まりの会である。先日の臨時総会で今回新規登録会員弁護士の紹介があった。１９名が紹介された。３６年前に私が入会したときは私の一人のみであった。そんな時，先輩グループの人から，ときおり飲み会に誘っていただき，そのまま現在までそのグループの方々とつきあいが続いている。その忘年会であったのである。残念なことであるが，つい最近その１名が急死した。難病にかかっていて病気との闘いが続いていること，医師から宣告された余命は既に過ぎていることなども知らされたばかりであった。黙祷をもって始めた忘年会であった。その人が亡くなった日と同じ日にこのメンバーの一人の同業者でもあるお父さんが亡くなった。９６歳であった。最後まではっきりと意識を持っていた方であった。政権交代の実現した衆議院選挙の投票に行き，支援していた候補者の当落を気にしていた。最後の言葉は○○候補はどうなったかということばであったとか。まさに，老木が静かに倒れて行った様であり，メンバーの急死とそのあり方は対照的であった。

This entry was posted on 2009年12月23日 at 4:46 PM and is filed under 日記. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.