人間ドック

2010年1月14日

年に1度の定期健康診断を受けた。毎年,弁護士会協同組合の斡旋があるので,嫌なできればいきたくない「診察」であるが,ルーティンで受けることになっている。今回はサービスの良いのに驚いた。玄関での受付で所定のところにまで案内される。応接室のようなところに通され,簡易な服に着替える。新しいスリッパを提供される。まるでデパートで上得意客にでも応対するような扱いである。

いよいよ諸検査が始まる。あらかじめ記入して持参した問診内容を確認しながら答えた内容がコンピューターに入力される。過去の受診歴などは既にデーターにもとづいて記載されている。誤りのないことを確認するだけである。こうして,今日の検査を受ける概要がすべて入力されたカードを渡され,それを持ちながらつぎつぎと諸検査をこなしていく。血圧,聴力,視力,身長,体重などはすべて自動化されていて検査自体もコンピューターが判断してその検査結果も直ちに示される。人が直接携わるのは内科検診,採血,エコー,レントゲン(胃,肺)の操作ぐらいである。しかし,その間をつないでいくスタッフの人々は親切に気持ちよく対応してくれる。終わるともう一度最初に通された応接室のような部屋に行き,着替えをした後にこれまたおいしい食事とコーヒーを提供された。2時間とかかっていない。

しかし,さてこれで何がわかったのだろうか。毎年のことながら血圧が高くて治療を継続しなければならない,尿酸値,悪玉コレステローチの数値が高い,高脂血漿,腎臓の石など悪いところを改めて確認さされる。おそらくガンではないという判断はあるのだろうと期待している。しかし,実はレントゲンでかなりの被爆をしているはずである。この被爆の危険より,潜んだ病気の発見の利益の方が高いかどうかは私にはわからない。確実に老化の一途を辿っていることだけは,経年変化の数値で自覚させられる。こうして,今年の検査を終了した。2週間後ぐらいに結果報告がもたらされる。

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