ついに逮捕,政治と金

2010年1月16日

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小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が平成16年に購入した土地をめぐり、政治資金収支報告書に4億円を記載していなかった疑いが強まり、東京地検特捜部は15日夜、政治資金規正法違反(不記載)容疑で、小沢氏の元私設秘書で陸山会の会計事務担当を逮捕した。金額が大きい。企業と金をめぐる癒着の政治から卒業して欲しいと民主党に期待しているのに,多額の金が特定の事業をめぐり動いていた。そして,このことを正当化してしまおうとしていることに,失望感を覚える。しかし,小沢さんならあるかとおもわさせる政治風土が生きていることがおぞましい。

自民党が政権の座にあったときは,このようなことは言わずもがなのことであると思っていた。ときどき,危うい話も報道されることがあった。族議員の存在はすした利権とのつながりが背景にあったからだ。実は政治に金が動くことは珍しいことではない。そのことを野党は常に攻撃してきていた。その攻撃を受けていた自民党が野党の立場で追究していいるものだから,なんとなくしらじらしく聞こえる。追究の先鋒にあった社民党が妙に物わかりのいい物言いに背中がかゆく感じる。民主党の矛盾が露見した現象であろう。

さて,写真は30年ほど前に,私が8ミリ撮影機で子どもたちを撮影したときのフィルムの編集機である。短いフィルムをカットごとに切り,それをつなぎながら編集していくのである。あのフィルムの回る音が,50年も昔の小さい頃の映画会の跡で映写機のあたりに散らばっていたフィルムの切れ端を拾っていたころのことを思い出させていた。なんともいえないノスタルジーを感じながら8ミリで子どもたちの成長を記録していた。その記録を探す必要があって,最近,発見したものである。自民党が金の問題で追及されていたのはついこの前までである。今はそのことが遠い昔のことであったように,政権党の金の問題を追及している。8ミリの記録をみるほど遠い昔のことではない。

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