ニュースがリアルに

2010年1月19日

16日は弁護団会議のために上京した。四谷駅の前から永田町方面に通じる細い路地に至るまで各道路にバリケードと機動隊が配置されていた。なんの警備だろうか,あるいは最近の政治情勢のなかで日常的に警備が強化されているのだろうかと思いながら会議の開かれる会場に向かった。この会議の途中に次期参議院選挙に民主党から出馬することが内定している田芳生さんが寄られた。その直前まで有田さんが出席していた民主党党大会の様子が話された。小沢さんの今度の秘書が逮捕された事件に関する経過が,本人の口から話されたという内容であった。そして,右翼が終結してこの警備の中でものものしく党大会が開かれているということであった。やっと,異常なほどの警備の意味が理解できた。有田さんはその弁護団会議に関する簡単な報告をされてすぐさま席を離れた。「地元」があるからということであった。その夜のニュースで,民主党の党大会での小沢さんの話の内容,そこに有田さんが出席していたこと,そしてすぐさま地元に帰って支持者との新年会がもたれていたことなどが報道された。東京にいると「ニュース」がそこで起きているという臨場感をもってしることができる。

17日は,私用のために東京に留まっていた。私用の終わった午後からボルゲーゼ美術館展を観に行った。そのついでに東京芸大美術館で開催されている絹谷幸二さんの退官記念展覧会にも寄った。この人の絵は最近,岡山天満屋での展示会にでかけて観ていた。しかし,今回展示されている絵には圧倒された。絵の購入者に媚びを売ったような絵ばかりが天満屋では展示されていて,着いている価格をみながらあまり納得はできなかったが,今回の絵はそうしたものとは全く違う迫力があった。長野オリンピックのポスターの原画もあったが,あの生き生きとした躍動感あふれる表情は本当に元気の出るうれしくなるような感覚をもらった。やはりすごい画家と評価される人なのだろう。

18日は,日弁連の委員会に出席していた。つまり3日間,東京に滞在していた。その間に議員の逮捕,民主党党大会,国会開会と政治の世界がめまぐるしく動いていた。議員秘書の長女,マスコミの次女と二人ともその動きに仕事上対応しなければならず,ばたばたとしているようであった。ニュースが動いていることを本当に実感させられた3日間の東京滞在であった。

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