3D

2010年3月2日

先週の土曜日の夜,3D映画「アバター」を観た。ゆったりとした座席でコーヒーを飲みながら少し豪華な感じもしながら観た。前回映画を観たのは「のだめカンタービレ最終章前編」だったので,久しぶりと言えば久しぶりではあった。

やはり映像がすごかった。コンピューターグラフィックでの映像なのだろうが,その規模の大きさが違う。画面も大きい。神秘的な光が輝く幻想的な森の風景,そこに綿帽子のような浮遊するものが目の前にゆったりと迫ってくる。こちらに迫ってくる字幕によって,これは映画なのだと認識させられる。中国では早々と上映が中止となったようだが,映画の筋からすれば,他人の土地,文化を自分の都合で奪っていく理不尽さがみえてくるもので,あまり国民には見てもらいたくない映画であると思ったのは納得である。

3Dといえば,小学生のころ,赤と青のにじんだような絵を左右に別々に赤と青のセロハンの貼ってある眼鏡をかけて見ると立体的にみえるという雑誌の付録で見たのが最初である。左右の見え方の微妙な差で立体的にものが見えるというのは理屈としては前からわかっていたことなのであろう。このときはなんとなく立体的に見えているかなと言う程度であって,そんなに驚きはなかった。立体的にみることの理屈だけは理解できた。50年ほど前の話である。その次に見たのはディズニーランドでの3D映画である。20分ほどの映画を渡された眼鏡をかけて観るシステムであった。今回とほぼ同じである。確かに立体的に見え,物が転がってくる映像では思わず避けたくなる感じであった。30年ほど前のまだ子どもたちが小学生の低学年のころのことだからずいぶんと昔の話である。

そして今回は,2時間40分はあったろうか,画面は広く大きく,コンピューターグラフィックで作成されたらしい映像であり,それがまたリアルである。音響もすごい。I can see youの歌とともにほんとうに大切なものをみつめて,理解しあわなければ未来のないことをメッセージとして伝えていた。最後の場面は他の星にきた地球人は荒れた地球に再び帰還していくのである。今ある地球の大切さも感じさせられる映画であった。単なる3Dではない,本当に美しい映像を観た。

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