3月の大雪

2010年3月10日

今朝は冷たい雨が降っていた。一番が倉敷の事件だったので直接自宅から高速道路を使って倉敷までいくことにした。時間的には15分ほど余裕ができることになる。高速に乗ってしばらくして倉敷市にはいると周りの景色が雪景色に変化した。急に変わっていく様子に数年前の悪夢を思い出した。冷たい雨が降っているなか,長男を10キロほど離れた岡山空港に送って行ったのだ。でかけてすぐその雨は吹雪に変わった。空港に近くなるにつれて一面の雪景色に変化した。空港まで2キロぐらいのところでは多くの車が雪のため立ち往生をして動けなくなっていた。JAFに電話するもいつになるかわからないといい,道路管理者が融雪剤をまいてくれてやっと脱出できた。長男はもちろん途中から歩いて空港に行き,既に飛び立っていた。慣れない雪の中で,こわい思いをしたのである。

今回は,幸いにして高速をおりても路面に雪はなかった。悪夢の再来とならずに済んだ。3月の雪というのは珍しくはない。学生時代に東京にいたころも何度か経験している。1971年3月3日(雪が降ったのは3月2日)は,都内に雪が積もっていた。この日に司法試験受験の願書を法務省まで歩いて提出しに行ったのである。5月の短答試験まで2ヶ月となった緊張感が高まってきていたころである。気分転換を兼ねてお茶の水にある大学から気象庁を左手にみながら九段下の方向に行き,千鳥ヶ淵の並木道を通って,煉瓦造りの法務省まで歩いたのである。途中,積もった雪を避けながら歩かなければならないところがあった。しかし,きらきらと雪が輝き,良く晴れていたように記憶している。不思議と良く覚えているこの記憶から,3月に雪がどかっと降るのは珍しくないことであると思いこんでいる。

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