そして桜,,,,。

2010年4月5日

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午前10時に尾道駅の集合。高校時代に寄宿舎生活をともにした仲間たちに呼びかけられての花見であった。集合時間は,はやく,朝から酒でも飲むのかといくぶん乗れそうにない気分もあった。駅に着くと参加予定者のほとんどは既に集まっていた。卒業以来,初めて会う人もいて,とてもなつかしかった。今年は高校を卒業して44年,そしてきょうは4月4日ということだそうだ。

全員が揃ったところで,駅からバスに乗って移動。どこかのお寺を目指すという。お寺の境内での花見なのかとも思いながらついていく。そんな行動しているうちに,ぶらぶらと散策しながら千光寺をめざすということがわかった。尾道は坂の町である。宅急便のテレビコマーシャルにこの町の坂を走りながら人が配送をしている場面が流れていたこともあった。人がすれ違うのがやっといった路地裏の急な坂道が縦横にある。林芙美子の足跡などをたどる文学の道もある。秋からのつぎのNHK連続ドラマはこの街が舞台だとか。地元の人の話ではこの情報にはかなり詳しかった。ただ,ゆっくりと散策というのではなく,坂道を何度も上り下りするちょっとしたハイキングで,かなりきつかった。ロープウエイは,乗車の順番を待っている長蛇の列が続き,優に20,30分待ちの状態になっていた。我々は歩いたが,途中で脱落してロープウエィに乗った人もいた。

あちこち,人,人,人,,,であった。桜も満開。体力の限界を知らされながらもお昼過ぎからは,皆であらかじめ予約していたところで食事。汗をかくほどに良い天気とほどよすぎる運動のあとのうまいビールで,44年前のなつかしい話に花を咲かせながらわいわいがやがやと過ごした。その席から、用務のため出席できなかった何人かに電話して、代わる代わるみんなで話をした。
さて、「うば桜」のことであるが、この言葉を最初に口にした幹事からコメントがあった。仕事が暇になっていて、なにかと言葉の意味について疑問に思ったときは広辞苑を引いて確かめることにしているとのことであった。そこで、「うば桜」をひくと、もっとも美しい時期を過ぎてもなお美しく輝いていることを指していうとのことであり、「うば桜」は実は最高の褒め言葉なのだとのことであった。その真偽のほどは確認はしていないが、その趣旨のことは書いているのだろう。

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