「六甲の水」

2010年4月10日

「六甲の水」の販売会社が代わるそうだ。初めて水を買って飲んだのはこの水である。まだ,そのときは水を飲むのにお金なんか支払えないという感覚であった。

初めて飲んだのは1984年5月のことである。豊田商事が倒れる1年前の年である。被害が多発していた海外商品先物取引の実態調査をしようとシカゴ,ニューヨーク,ワシントンにでかけた。海外に出かけることがそんなには機会がないと思われていたころである。円は240円ぐらいであったろうか。そんなときに,海外にでて水あたりでもしたら大変だとそのころ発売された「六甲の水」を持参したのである。その記憶をはっきりと覚えているのは,アメリカで封を切ったこの水をほんとうにうまいと感じたからであった。日本を発つときに免税店で小さいオールドパーを買い,寝る前に六甲の水で割って飲んだおいしさは格別に感じられた。それ以来,六甲の水はおいしい水だと信じこんでいる。

そして,しばらくして,水とともにお茶がペットボトルで販売されるようになった。これはいつごろからなのかよくは記憶していない。お茶ごときにお金を支払うことはもったいないと長く思い続けていた。最近は外にでると水かお茶は買うことが多い。ペットボトルは焼却の際にダイオキシンが発生する源となる。ゴミをださないようにする意味でもあまり買わない方がいい。そう思いながらも,少しの罪悪感を感じながら,つい便利さに負けて買ってしまう。

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