講義始まる

2010年4月14日

今年も,岡山大学法科大学院の消費者法講義を担当している。きょうは,最初のその講義の日であった。今年は,受講者が少なくて4名である。担当は4時限目で午後2時30分から午後4時までである。講義の準備は既に今年で4年目になるので,今までのレジュメで全15回の概要はほぼ完成しているといってよく,今年は少し楽ができるかと思っている。例年は,土曜日,日曜日をつかって資料を整えたり,内容をまとめたりの作業をする。少なくともその作業日として他の予定を極力いれないようにしている。今年もそうであるが,他の予定がはいってもなんとかなるかとも心の余裕ができている。そして,講義当日は,午前中に事務所の仕事を終えて自宅に帰り,自宅で昼食を食べて,2時15分頃までその日の講義内容をチェックする。自宅は,岡大の敷地と接しているといってよい距離にあるので時間的にはそれで十分である。しかし,この分野の法は,社会の動きと共に激しく動く分野である。その動きをビビッドに伝えていきたいと思っている。それが消費者法の神髄でもある。こうして,わずか1時限だけの担当であるが,その精神的負担は結構ある。

きょうは,最初の講義なので,消費者法とは何かなど消費者法に興味をもって取り組んでもらえるような話をして終えた。この話をすれば,私にとっては,今までどんな思いで仕事をしてきた自分をふりかえるようなものだ。一つの事件に触れれば,いろんなことが頭に思い浮かんでくる。そんな歴史を思い浮かべながら,話す内容は淡々とレジメに添って話していくことになる。しかし,講義はある意味自己表現の場ではないかと思ったりする。そんなことがあってか,きょうは,講義が終わって少し疲労感を覚えた。早めに事務所をでて帰宅し,開放感を味わいながら過ごした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Links

Calendar

  • 2024年4月
    « 5月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930