今回のＬＡ行きの際に，審尋期日の迫っているニューヨーク家裁で係属しているある事件の担当弁護士に会えたらと好都合かと考えた。もともとＬＡ滞在日程は限られていた。日帰りでもできればそれは可能かと思ったのだ。それを，長男に話したら，あきれかえってバカにされた。ＬＡとＮＹでは時差が３時間あるとのことである。日本でいうと外国から日本にきて香港に日帰りで仕事をしたいと言っているようなものだという。同じ米国内で飛行機も発達しているアメリカであればこれぐらいはできると思ってしまったのであるが，とんでもないことであった。これは，あきらめて依頼者は，来週直接ＮＹの弁護士のところにでかけることになった。
先週の土曜日のＭＬＢのエンゼルス，マリナース戦の日程にあわせてＬＡにでかけた。日本でＭＬＢのホームページで日程を確認して，チケットは長男に確保してもらった。その時点では，試合開始時間は決まっていなかった。日程表には日程のさだまらないことを示すＴＢＡとかＴＢＤと記載されていた。出かける前に確認すると４時５分試合開始とでていた。そうすると，試合開始までは時間が十分にあり，のんびりと別の予定をいれることが可能であり，そのつもりになっていた。前日に念のためにＭＬＢのホームページを長男にみてもらって試合時間を確認してもらった。確かに試合開始時間は４時５分と記載されていた。しかしである。これは東時間であり，ＬＡでは３時間早い１時５分のことだとのこと。ＭＬＢのホームページの時間は東時間で表示されている。危ないところであった。観戦にでかてみればすでに試合は終了していたということになりかねない状況であった。アメリカは国内でも３つの標準時があり，東時間と西時間との間には３時間もの時差のある広大な国であることを認識しておかなければならない。時間の感覚も，距離の感覚も私たち日本に住む者とは既に大きな違いがある。