続く投資被害相談

2010年7月1日

何年も前に相談にこられた方からの電話であった。またまた投資に関する相談であった。前回は先物取引被害相談。そして今回は,証券取引被害相談である。一度被害にあった人はまた被害にかかりやすい精神状態となる。一度,損をした取引を経験すると,どこかでそれを回復したいという気持ちが残るからだ。前の時は騙されたが,今度は信頼できそうな人であり,前の時とは違う取引だと安心して,うかつにまたまたうまい話にのってしまうのだ。前回の時にこの問題点をよく話したつもりであったが,本人はこんどこそと信じているからやっかいである。

そうこうしていたら,金のスポット取引を始めたと言う人の相談があった。これまた典型的な投資取引被害である。自分で判断も確認もできない為替リスクを抱え,取引を確認する術もない取引に絶対儲かるという誘い文句でうかつにも応じている。うまい話はそんなにどこにでも転がっているいるはずはないのである。この手の勧誘は,詐欺だとまず判断して間違いない取引である。きょうは,こうした相談が2件続けてあった。さらに,ここ2週間ぐらいで数件のこうした被害相談が相次いでいる。同級生からの深刻な被害相談もあった。

ここ2週間ぐらいに提出しなければならない書面作成に追われている。この圧迫感がとてもストレスになる。そのうちの一つの訴状提出をした。一つでも終えれば,気分はそれだけ楽になる。明日中に提出予定の書面は依頼者から資料が届かない。でもななんとかしなければならない。来週初めには,山場を迎えている事件の準備書面を提出しなければならない。これは,次の土日の作業である。さらに,依頼を受けている講演のレジュメの提出期限も月曜日である。こんなことを考えていると,夜中にふと目が覚めて,やらなければと脅迫観念に陥ることもある。ときどき,息抜きをしたくなるのであるが,そう思うことの期間がだんだん短くなるような気がする。

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