重い月曜だった

2010年7月6日

日曜日は,朝から一日中,事務所で仕事をしていた。課題の大きい準備書面1通,2週間後に予定されている講演のレジュメ作成,内容証明郵便による通知書2通,交渉開始の通知書1通をやっと仕上げての月曜日であった。今朝はそれぞれの文書の校正をしたりしながら,少し気分的に余裕ができたと思ったら,もう一通の準備書面の提出期限のきていることを相手方から書面がでたことで思い出し,一挙にこれも作成した。書かなければならない内容については既に構想を考えて整理していたので,資料を確認しながら一気にかきあげた。交渉事案の打ち合わせもその間にはいった。週の初めだというのに切れ目のない課題に追われる。

そんなときに,先輩弁護士の訃報があった。昨日の午後2時頃,その弁護士事務所の前を通り過ぎた時に,なにやら葬儀関係者の人かと思われるような服装をした人がバンの車を止めてうやうやしく立っていたのをみた。まさか,ふと頭をよぎったことが現実に起きていたとは,,,。
今日が通夜であすが葬儀である。とにもかくにもでかけることにした。若いころにお世話になった人である。年は私よりは20近く上の方である。しかし,弁護士としては3年先輩であった。苦労された方であったはずである。私がイソ弁から独立するや,いろいろと面倒をみてもらった。事件の紹介もたくさん受けて,独立当初の事務所の経営を助けてもくれた。面倒をみてやったなどとのそぶりは全くみせなかった。会うと多弁な方であった。5年ほど前に入院されていたことがある。病室にお見舞いにでかけたところ,次々とおもしろい話をしだし,なかなか帰してもらえない。いろんなところでサービス精神旺盛な方であった。通夜での弁護士でもある長男の挨拶もあらかじめ十分に考えていたのではないかと思わせる流ちょうな心を打つ挨拶であった。親の血を引き継いでいるようだ。

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