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霊感商法対策弁連の弁護団会議のため、上京している。最近、カルト被害に絡んだ相談が増加している。この問題に関わるようになってすでに２０年を超えている。そんなこともあってか、ほかの弁護士までもが、私を指名して相談者に紹介しているようである。私も、ここまで関わってくれば逃げるわけにはいかないと思っている。明日は、参議院選挙である。統一教会問題に取り組んできたジャーナリスト有田さんも民主党比例に立候補している。有田さんに対して、激しい妨害が統一教会関係者からなされている。有田さんの当選によって、カルト対策が大きく前進することを願っている。私は、もう期日前投票を済ませた。明日は、午前中はしっかりとホテルで仕事をし、午後からオルセー展をみてゆっくりと岡山に帰る予定である。
今日の夕食は、学生時代のころによく行っていた新宿の思い出横丁、当時しょんべん横丁とかゴキブリ横丁などと呼んでいたところでとでかけた。しかし、雰囲気はそのまま残っているようであり、しかし、ずいぶんと変わっていた。食事をするというよりもどこも焼き鳥やさんのようになって、ビールを飲んでいる客で埋まっていた。そのなかの一つにはいって、食事だけというわけにいかず、焼き鳥とホッピーを飲んだ。ほんとうに久しぶりのホッピーだった。焼酎をホップのきいた麦芽発酵飲料で割って飲むものである。ビールよりは安く、アルコール度は高くて酔いやすいというものだ。今の時代、糖質ゼロで健康的というのだろうか、きょう宿泊しているホテルではホッピーを飲むプランも組み込まれているぐらいだ。新宿西口では、各政党が最後の遊説で入り乱れて、マイクの音量が上がって訴えがなされていた。しかし、「騒然」といった盛り上がりはみられなかった。この西口の雰囲気がいかにもなつかしく感じさせられる。土曜日の新宿の西口広場は、フォークソングが響く、「無法地帯」の自由広場と化していたこともあった。学生時代と司法修習の後期は、千歳烏山に住んでいたため、新宿西口はいつも通るところだったのだ。