法科大学院の講義もあと1回

2010年7月14日

岡大のロースクールで「消費者法」の講義を担当している。全15講座で最終回は試験なので来週の14講で終わりである。1週間のスケジュールのなかでは,精神的には大きな負担となっている。火曜日が講義の日なので,その前の土日には準備を完了しておこうといつも気になってしまう。特に何もしなくても,追われるような気分になるのである。実質,あと1回になったかと思えばかなり気分は楽になる。しかも次は連休明けだから時間も十分にとることができる。

今日の課題は「欠陥住宅問題」であった。この背景問題を語るときに1995年1月17日の阪神淡路大震災と2005年11月におきた姉歯耐震偽装事件ははずすことはできない。これらの事件を契機に法改正,立法措置がずいぶんとすすんだのだ。。阪神淡路大震災のあとに法律相談ボランティアにでかけたときにみた建て売り住宅が一斉に同じ方向に向いて倒れているのをみた。デパートの1,2階がつぶれるように倒れている姿をみた。そんな思い出を話ながら今日の本題へとはいった。そして,住宅の請負契約であるのにうっかり契約解除するといってしまい,その後それでも解除権があると補充の主張をして結局解除が認められた一瞬,危うい経験をしてしまったことなどの失敗談とともに事例研究を行った。この分野の講義は,講義をしながら実は自分が勉強し,あるいはいままで扱ってきた事件の対応を反省する機会となるなど,自分自身の為になっている。しかし,もう来年からは遠慮しようかと思っている次第。やはりしんどいから,,,。

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