倉敷2往復であった。一番が倉敷だとは気づかず,事務所にでかけ,慌てて倉敷へとでかけた。時間に確実に間に合うためには高速を使った方がいい。一般道を使ってもほとんど変わらないのであるが,高速道は信号が少なく,確実に時間が読める。高速道にでるまで,途中の信号が運良くいつもの方向とは異なる方向にうまく青信号となったので,そちらに向かった。信号の数は少ないと思った。夕方は良く混むことが予想されていた道であったが,距離も近いと考えてそちらの道を選択した。ところが,渋滞である。この方向は信号の青の時間が短い。なかなか通過できない。裁判所には遅れるだろうとあらかじめ電話をいれた。あと5,6分で着くところであと10分以内には着くとの電話を入れ,結局4分遅れで到着した。9時50分から10時までと指定されていた事件で9時4分に法廷にはいったのだから,どうにか許される時間ではあった。しかし,相手方の弁護士は私が遅れるかもしれないという連絡をいれたので,法廷から席を外していた。結局,もう一つの9時50分の私の事件をすませて,相手方の弁護士を待つ結果となった。
一般道を使って事務所に帰り,30分ほどしてまた倉敷である。今度は時間の余裕があったので一般道である。昼食は急ぎの定番,回転寿司であった。座ればすぐに食べられて時間をみながらペースを決められる。2時間30分の証人尋問にでて,すぐにまたまた岡山である。岡山の事務所で徳島地裁からの電話会議による弁論準備手続きである。これも確実に到着しないといけないので高速道を使った。スピードをだし,距離も一般道よりも長くなっているはずなので,エコではない。こんなことで高速道を使うことは気になるところではあるが,メキシコ湾のあの無駄遣いと環境汚染のことを考えればかわいいものだとも思い,そんなに罪悪感を覚えないで高速道をとばした。それでも,時間はぎりぎり間に合った感じであった。事務員がいつ帰ってくるだろうか,先に裁判所から電話がかかってこないだろうかとヤキモキしていたようだった。こんな時に決して慌てないように特に気をつかっている。もし,事故でも起こせば,私の調書にはその過失を明らかにするために「私は,4時30分からの裁判所からの電話会議に間に合うように帰らなければならないので,つい急いでいました,,,,,。」などと過失の状況について書かされるはめになることになるのは眼にみえているからである。こうして運転していると,よく過去扱った事件のケースが思いおこされ,それが事件となるときはどのような調書になっているかを身につまされるように思い起こされるのである。