「玄米先生の弁当箱」

2010年8月20日

先日,家裁の調停室待合室で「家栽の人」が置かれているのをみかけて,魚戸おさむさんのことを懐かしく思い出したことをこのブログで書いた。嬉しかったことに,それがたまたま魚戸おさむさんの目に触れていた。そして,書き込みまでしていただいていたことは嬉しいことであった。実は,もう15年ほど前のことになるが,ある集まりで,たまたま宿泊で同部屋となった初対面の人から,「家栽の人」に似ていますねと言われたことがある。私が弁護士をしていることも知らないはずの人である。しかし,そう言われた時は,あの「家栽人」の雰囲気を感じていただいていたならと,とても嬉しかった。

昼食をよく食べに行く喫茶店に久しぶりにでかけた。夏休みがあったり,ここのところ昼食時に事務所にいないこともあり,しばらくここにはでかけていなかった。この喫茶店にはビッグコミックが置かれている。そして,玄米先生の弁当箱が連載されているビッグコミックオリジナルがあるのである。新刊が届いていた。今回の話は,伝統ある古い木樽でつくる醤油のことであった。ステンレス樽でつくる醤油とどこが違うのか,醤油だけでなく,そこで働く人々の心の問題として何が命をはぐくんでいるのかを考えさせてくれる物語であった。そんなにうんちくをもっているわけではないが,感覚的にはフランスワインとハイテクでつくるカリフォルニアワインとはどこが違うかの問題と同じように思えたが,そう考えるのはカリフォルニアワインに失礼だろうか。

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