民主党の代表選

2010年8月23日

民主党の代表選挙の話題がニュースで流れている。選挙に強いという小沢さんの代表選への出馬がささやかれている。すでに多くの世論は菅さん続投でいいということのようである。当然のことであると私も思っている。もともと小沢さんの手法は民主主義になじまない旧来の権力闘争のやり方をそのままに実践している。あたらしい市民政党をめざした民主党の理念とは異なるように思える。さらに,とうてい納得のできない金の動きについても,政治と金の嫌なしがらみを持ち続けている人でもある。ここまで民主党を古い手法で大きくしたその功績は十分に評価されるべきであると思われるが,代表となって総理大臣となるというのは時代を後戻りさせるものとしか思えない。

私は,まだ民主党ができていないころ,社民党の参議院議員で役員をしていた中学時代の恩師から,社民党は労働組合の政党から市民政党へ脱皮して政権交代可能な政党に生まれ変わる必要があり,そのための外部からの意見を聴きたいので,その会に参画して欲しいとの要請を受けた。そしてなんどかその会が持たれて,どのような政党を目指すか基本理念などを模索していた最中に中央で民主党がたちあがり,民主党に合流することによってその会を解散した。岡山の民主党の創世記に関わっていたことになる。その時の夢であった政権交代が成し遂げられたのである。従来のしがらみのある政治から,民主主義を大切にするクリーンな市民の声を代弁する政党へと成長を続けている途中である。やっと勝ち取った政権交代である。すぐには大きくは変えられないだろう。しかし,後戻りしてはならない。お金に関してクリーンな政党であってほしい。ここは菅さんに続投してもらうしかないではないか。

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