労働事件提訴

2006年8月12日

準備を始めてほぼ1週間、本日6人の不当懲戒処分を争う裁判を提起した。処分の効力を不当労働行為として争う本案訴訟と処分による給与減額分の補填を求める賃金仮払い仮処分を同時に提出した。今日の作業は提出位のところと考えていたが、訴状の補充、訂正、書証の作成、印紙の計算など人数も多いことから二つの手続きを同時に進めることにほぼ一日費やしてしまった。提出して、早速仮処分に関する審尋期日の日程確保、担当裁判官との交渉、決まった審尋期日にむけての組合との打ち合わせ、地元新聞社の取材と次々と関連作業が続いた。月曜日提出予定の先物取引被害事件の準備書面の作成は明日に延びた。裁判所は半分は休暇をとっている。法廷はここ1週間ほとんどはいらない状況が続いていた。そんなこともあり、完全な赤字事件にも対応することができた。我々の仕事は、自分が忙しいおもいを厭わなければどんな仕事も基本的に赤字をだすことはない。そう思いながら、ついこういう仕事を引き受けてしまう。法的手続きにはいるとその後の大変な責任の重い作業が長期に続くことはつい忘れてしまっている。経済的にも精神的にも苦しい夏休みを迎える原告の人たちであるが、裁判に勝って、皆さんの嬉しい笑顔がみられることが唯一の楽しみである。

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