予定は,混乱したが,,,,

2010年9月19日

一番には白内障の術後の管理のために眼科の検診を受ける予定を入れていた。順調な経過をたどっているのではあるが,自覚症状のないところに変化があり,その経過を見るためにの検査などがあったので,思いのほか時間を費やした。検査の結果は,神経もきれいですべて順調だとのことで一安心であった。

午前11時からある事件の相手方との交渉がはいっていた。調停申し立て予定の事件であったが,それよりも前に直接当方の依頼者に接触があったので,できれば話し合いで解決できないかと話し合いの機会をもつことを提案した。先週の金曜日のことである。その結果,今日の交渉の日程がはいった。話し合いは,思いの外スムースに進んだ。第三者がはいることによって,互いの感情による対立部分が緩和されて,現実の問題状況に絞って問題解決に向けての話し合いをすることができた。すぐさま,紛争解決の合意ができ,今日中に返還を求めていたものもすべて返還を受ける合意ができた。そして,午後に改めて交渉し,示談書を交わし,その示談で確認できたものの返還を完了し,その後,当方の依頼者にそれを引き渡すところまで完了した。土曜日の午後,他の事務処理を予定していたが,これらの対応で予定していたものが残ってしまった。

国選の接見もしておきたいと予定していたが,これも日曜日の接見となった。代用監獄である留置場は,土日,祝祭日を問わず接見に応じる体制があるのでこの点は楽である。弁護士になった当時,「接見禁止がついているからあわせられない」「取調中だから接見はあとにして欲しい」「時間外だから接見は認められない」などと拒否されることがあり,ずいぶんと抵抗してやっと接見が実現できたことなどできごとが懐かしくもある。あれからの弁護士の戦いの成果が今の状況を生み出している。こうした絶えざる権利の戦いが必要である。そうはいっても,留置場は捜査側が管理する施設である。そこでの取調は,捜査側の支配下の中で行われる。ここのところ虚偽の自白の無罪事件,検察側の強引な起訴による無罪事件などが続いている。捜査の録画など,可視化はこれらの問題解決の大きな力となるであろう。今に,捜査が録画もされていなかったことが懐かしく感じられること画できるようになるであろう。弁護士会のさらなる取り組みが必要なところである。

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