夏の炎暑の名残りがあるなか出発したが,帰ってみればもはや秋,空港からの沿道の樹木も色づき始めていた。短期間に大きく季節が動いたようだ。阪神が優勝マジックをつけているころかと期待していたが,その期待は裏切られた。
武富士が破綻だとか。事務所にでてみれば,武富士相手の事件の期日の取消の連絡が入っていた。驚きは,特捜検事の逮捕のニュースである。もはや,このニュースも今日の新聞には,話題となっていない。それにしてもひどいことである。政治的には,中国の船長が釈放となっていて,新たに日本人が中国で拘束を受け,今日,釈放されたとのニュースが飛び込んできていた。菅さんが,どのような頑張りをしているか,その内閣運営に陰りはでていないか心配していたが,多くの火種を抱えながらなんとか持ちこたえていたのにはひとまず安心であった。片山総務大臣,細川厚生大臣には,是非とも菅内閣で頑張って欲しいと思っているだけに気になっていたことである。
今回の旅の行き先々で,中国人のグループに良くであった。子どもの中国人グループを引率している人もいた。その子どもも含め,すべての人が,CANON,NICONなどの望遠レンズのついた高級カメラを手にしている。そして,空港の免税品の手続き窓口には大きな荷物と手には手続き書類を束ねて持って並んでいた。その経済力に圧倒されるとともに,富の偏在するおかしな社会になっていることをみたような気がした。船長の拘束に大きく反応したあの中国の人々は,こうした自国民がいることを知っているのだろうか。妻が「アメリカの子どもたちは何も持っていないのに,,,,,」ともらしていたが,何が豊かで何が公平なのか,考えさせられるシーンを何度もみた。明日は,松江に出張である。