今年の中弁連大会は松江での開催であった。5年に1度に回ってくる松江での大会であるが、宍道湖でいつものホテルでこのロケーションは最高である。特に夕焼けの美しさはなんとも言えない。会議が延びていたため、日の入りの時間は逃してしまった。また、きょうの天候ではちょっと夕焼けの美しさは味わえなかったと思われる。恒例で?やはり今年も議論は荒れた。5つの議題を審議したのであるが、第1議題から動議が連発され、最後には議事運営員会に付されて審議をやり直しをするハプニングがあった。その後の議題にも質疑、意見が活発になされて、審議は充実したものとなってはいた。そして、最後は少々の時間延長とはなったが、すべてうまくおさまりがついた。議論の中身がしっかりと反映された内容となった知恵はやはりたいしたものだ。
弁政連の役員会もあった。今の一番の話題は、やはり、司法修習生の給費制の維持と検察官の逮捕などでクローズアップされてきた捜査の可視化と検察官手持ち証拠の全面開示の実現にむけての課題であった。しかし、今回の事件は、これだけでは解決できない重要な問題を抱えている。この問題への取り組みを本格的に日弁連としても行うことが宇都宮会長からも報告された。今、このブログを書いているときにも、前大阪地検特捜部長らの逮捕が報道されている。極めて深刻な問題であり、捜査のありかたそのものが根本的なところから問われていく内容となっていくと思われる。
会議を終えて、米子空港に向かい、東京にきている。明日の霊感商法被害対策弁連の会議にでるためである。