これが喜び

2010年10月11日

昨日の土曜日は、事務所は休業の日であった。例によって私は残務をいろいろと処理するために通常通り事務所にでて仕事をしていた。この休みの日に事件のお礼にきたいとあらかじめ予約がはいっていた。最初にご相談にこれらたのは3年ほど前になると思う。負債整理の話であった。離婚された後であり、養育費の支払いなども可能な限りしている状況ではあったが、婚姻中発生した債務の負債整理である。その離婚がどのようなことが原因であったのか,どのようないきさつで離婚になったのかそのことは聞かなかった。債務調査をして過払いとなるところはこれを回収しながら債務整理についてもなんとか目処がついたところで,元妻から養育費,離婚慰謝料の未払い分について給与の差し押さえ手続きがなされた。もはや,任意の負債整理は不可能となった。そして,破産宣告申立手続きに変更した。そのころ,依頼者は,精神的にも落ち着かない日々を過ごすことになった。免責審尋のあった日は,事実上これですべての手続きが終わり,近く免責決定がでることになるだろうと話しておいた。そのことをとても喜んでいて,長い間,大変お世話になったとの丁寧なお礼の言葉をいただいた。そして,破産手続きにおいて免責決定がでて,その決定書を送付した。破産手続きはよくある依頼事件の一つである。そして,事件としてはこれで終了である。

しばらくして,電話でお世話になったとの感謝の言葉をいただいた。こうして,結果がでてご挨拶をいただくのはどんなことでも嬉しい。今回はさらに是非とも会ってお礼が言いたいと,休日の事務所にわざわざ挨拶においでいただいたのである。一見,不器用な,とても愛想のいい人ととは思えない人である。しかし,こうして,手続きをして本当に良かったと心からの感謝の表現をしていただけたことはとても嬉しかった。こんな言葉の喜びを味わうために仕事をしているのかもしれない。最近,こんなことが続いた。客観的には良い解決ができたと思っていたが,ご本人はとうてい満足していないだろうと思っていた事件で,終了後,何度も電話があり,解決したことの喜びを伝えてくれた。さらにどうしても会ってお礼が言いたいと私の留守にも何度か連絡があったようである。そして,最近になって,きっとご本人にとってはとても大切な思いのこもった物をお届け頂いた。個人的にはどうしようかと悩むものではあるが,その気持ちは嬉しいものである。

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