暑い！

暑い。言ってどうにかなるわけではないがつい口からでてくる。裁判所前の交差点を歩いているだけで焼けそうである。直射日光があたる腕がぴりぴりとして痛い。駐車していた車は握るハンドルが暑くてまともに握れない。いつのころからこんな暑さを体験するようになっただろうか。rnrnこの暑さのなか、午後から車を運転して接見にいってきた。既に２年半も未決で勾留されている被告人と控訴理由書の作成のための打ち合わせだ。この人の共犯の被告人は未だに裁判が続いている。否認をしているために保釈は認められないし、接見禁止がついている。そのうえ独居房である。その証人も次回に３０分ほどの尋問で終わる。それでも接見禁止なのである。もう必要ないのではないかと職権で接見禁止解除の申し立てをしたが、認められなかった。ここまで裁判が続いていてどうして証拠隠滅ができるというのだろうか。否認していれば常に証拠隠滅のおそれありと判断してしまうのが今の日本の刑事司法だ。こんな事件にあうと「人質司法」であることを実感する。rnrn先日離婚問題が解決したばかりの依頼者がまたまた事件を持ち込んできた。なかなか平穏は訪れないものだ。その人のみじかな人がナイフを振り回したり、リストカットがあったりと落ち着けない日々を過ごされている。接見を優先したため、１０日に訴訟提起予定の事件についての準備が遅れてきている。無理矢理あすの打ち合わせを日程にいれて自分にプレッシャーをかけた。打ち合わせに必要な最低限度までの準備はやっとできた。rnrnなかなか暑い日々は続く。暑い温度に、熱い事件にさらに疲れが出てくる。英気を養う休日をもらったばかりなのに。

This entry was posted on 2006年8月8日 at 12:33 AM and is filed under 日記. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.