結婚してから,今見ているテレビは4台目である。実は,3台目としか認識がないのであるが,そんなに長く同じテレビを使っていたとも思えず,4台目に間違いないだろう。その3台目のテレビは,いまだに寝室において使っている。1992年製であるから18年使っていることになる。しかし,なんの故障もなく,良くみることができる。気になることといえば,アナログ受信なので来年7月からは使えなくなるという警告が常にでてくることぐらいだ。当時としては,画面の大きいテレビで,どっしりとして体積のあるものであって,捨ててしまうにはもったいなくもあり,使えるものならぎりぎりまで使いたいと思っていた。
連日の折り込みチラシに,この11月末まででエコポイントは半分以下になるということが強調されて今こそ購入時期であると煽っている。テレビの二ユースでも電気店に人が殺到しているという話しである。価格だけからいうと,この駆け込み需要が一段落すれば,売れなくなった商品の安売り競争がはじまり,結局は安く購入できるのかもしれないと思う。しかし,煽られるようにしてこの3台目のテレビを買い換えることにした。いずれは使えなくなって廃棄しなければならなくなるこの大きなテレビを,エコポイントのつく今のうちに,液晶のコンパクトなものと変えるのは,それになりに意味があるかと思い買い換えることにした。寝室のものなので,サンキュッパの安い商品であるが,それでも配達されるまでには1週間以上の日程がいるとのこと。テレビ放送のデジタル化にともなって従来のテレビは使えなくなる。買い換えざるをえないのだ。それを煽るがごとく,エコポイントの設定がなされている。で,これはエコなのだろうか。まだまだみられる大きなテレビを廃棄物に回し,新しい製品に変える。この新しい製品を作るためのエネルギー,ブラウン管テレビを廃棄するための環境への負担,本当のエコは使えるものは最後まで使うことが一番ではないかと思われるがどうだろうか。エコポイントは本当にエコなのか考えさせられる。
ついでに,エアコンも1台買い代えた。このエアコンは四半世紀働き続けていた代物である。さすが,これの買い換えはエコポイントがついてもいいかと納得している。しかし,これも取り付けは年末になるとか。今年の猛暑といい,エコポイントの騒ぎとともに来年は,閑散とすることになるのでは,,,,。