土壌汚染事件は結審とはならなかった。原告のひとりに相続問題があることが記録上明らかであるが,損害論との関係でこれをきちんと整理して主張しておいた方がよかった。裁判官からそのことを指摘され,これを次回に補充することとして,結審は次回に持ち越された。しかし,主張に関してすでに細かく整理を裁判所としてしていることを伺わせられる裁判所の訴訟指揮であった。今日の結審とはならなかったが,事件としての手応えを感じることのできる期日であった。メールで何人かの人からの状況についての問い合わせ,遠くは愛知県からの傍聴者,関心をもって参加していただいた住民の方,この裁判の行方を注視している人々がいる。期待を裏切らない結果をえるべく,最後まで緊張する事件ではある。
さて,明日の御津産廃に関して仮処分決定のでる時間の連絡があった。少人数で静かにとりにきてほしいというのが裁判所の要望である。取りに行くのは静かに行って,決定書を確保する予定である。その後の集会が喜びの集会になるか,あるいは怒りの集会になるか,いよいよ明日決せられる。明日は,結果についての率直な感想を書き込みたい。