今朝は,かなり冷え込んだ。水瓶で金魚を飼っているが,その水が凍っていた。凍った水の下で,それでも金魚は僅かに体を動かしていた。ここに氷がはることは少なくともここ数年経験していない。
夕方には,野宿者支援の会でカレー作りを手伝った。この寒さのなか,野宿者の方は体力的にも厳しいことであろう。タマネギ40個,ジャガイモ30個と人参牛肉などをつかっての調理である。この暖かいカレーを食べて体を暖めて,この寒さを乗り切る力になったとすれば,そのことに少しの寄与ができたことである。調理だけを手伝い,少し心残りの気持ちをもちながら,配膳まではてつだわないまま現場を離れた。多くのボランティアのかたが,それから,配膳をし,後かたづけまでして帰る。今日の寒さが,この人たちが耐えうるものに収まっていて欲しいものである。しかし,今夜も寒冷前線が停滞していて,県北には積雪の警報がでているようである。
明日は1月17日,阪神・淡路大震災から16年目となる日である。あのころも寒い日が続いていた。休み明けの火曜日のことであった。戦場の跡ではないかと思えるほどに焼け落ちた長田地区の商店街,ビルがつぶれ,高速道は寸断され,あの地域だけが別の映画の中の光景かと思われた。あちこちで,たき火がされ,寒さをしのぎながら,炊き出しが配られていた光景があった。ボランティアの法律相談に出かけたときの経験である。