日常生活のリズムが、、、

2011年3月27日

3月11日の震災以後、いつも何かの情報とつながっていないと気が落ちつかない。余震は、未だに頻繁に発生している。東京でも、ほとんど毎日、人体に感じる地震がある。いつ、どこでその災害が、人命をも巻き込むものとなるかもしれない。福島原発は、正式に政府が発表しているよりも深刻な状況のようである。「ただちに人体に影響する程度のものではない」という評価が繰り返されている。しかし、それは、水であったり、ほうれん草であったり、雨であったりの単体の評価で、それらが総合的に放射線レベルが環境全体に高まっていることになっている危険性については触れられていない。原発の厳しい現状は、最悪の場合も想定しておかなければならない。そんなことを考えているとテレビをつけてニュースを見る時間が長くなってしまっているのである。

先週の土曜日の午後から、寒気をかんじていたところ、夕方には37度8分の熱、鼻づまりに咳にとおもいっきり風邪の症状で寝込んでしまった。私は、風邪を引くときはたいていは休日で、熱がでても夜中に絞れるほどの汗をたっぷりかいて、翌日はすっきりとして回復していた。今回は、その汗をかくこともなく、なかなか全快ということにはならない。今週はそんな中途半端な体調のなか、東京、京都へと出張が続いた。夢をみているような1週間であった。そこそこには回復したが、咳が少し残っている。なかなか日常生活のリズムを取り戻せなくて、くせになっているこのブログもパスすることが多い。

震災にあっていたら、今回の風邪も相当に深刻なものであったろう。私は、連休明けに薬をもらって、急激に回復したが、それができない。取り巻く環境は温度、食物、休む場所もなく、悪化の一途だったと思う。私は、どうやらこの風邪を家族にうつしてしまったらしい。新生児を抱える次女も熱がでた。妻も同様であった。元気なのは母親から免疫をえているその新生児だけ。震災の被害の現場では、水も十分でない。紙おむつも不足している。赤ん坊にとっては過酷な日々である。いま、そこにいないことの幸運に感謝しながらも、被災地ですごしている方々の苦労に思いをいたさざるをえない。

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