続く非日常

2011年4月6日

3月11日以来、普通の日常の日だと感じることがない。毎日がいまだ日常に戻れない非日常の日々である。ワイズメンズクラブの例会があった。話題はこの大震災から離れることはない。阪神大震災のとき、神戸で勤務していた人がメンバーにいる。その人をして、今回の震災の被害の深刻さは、阪神大震災のときとは比較にならないと自己の体験を振り返りながら話されていた。

阪神大震災と今回の違いの一つに今回はあってはならない原発の事故がおきていることだ。放射線は、いまや人のコントロールを失っている。事態はかなり深刻である。あの原発のあった場所は、ほんとうに廃墟になってしまうかもしれない。土壌が汚染され、海が汚染され、大気が汚染され、我々をとりまく環境には確実に放射線量が増加してきている。風評被害でなく、実被害へと現実化してきている。高レベル放射能物質の閉じ込められたあの燃料棒に何がおきているか。世界の英知が解決にむけて結集されつつある、、、、、。克服してほしい。

先日あった仙台で被災した弁護士、別れ際に今は復興のことが最優先だが、世界のエネルギー政策を問い直す原点として情報発信ができるようになればと未来をみつめた話を最後にしていた。福島のこの原発事故を未来の希望の場所としたいとの発想である。

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