きょうは、懇意にしている会計事務所の関係で、異業種交流会に参加していた。私は、4回ほどの出席であるが、かれこれ15年ほど続いているという。住宅建築、販売会社の関係で出席していた方は3月末で退職されたばかりであったが、次回からもこの会にジーパン姿で出席するつもりとのこと。サラリーマンとして仕事をしているとこうした異業種の会でさまざまな人と話ができることはとても楽しいことであったと話されていた。
出席者の中に、損害保険会社の方がいた。その人の話によると、原発事故のおきている福島県が、一番、地震保険の加入率が低いそうである。逆にお隣の宮城県はその加入率は高いとのことであった。福島県では、原発が立地していることから、地震に対しても安全である地域であるとの説明が徹底されていて、住民の人々も福島は地震に対しては安全なところであるという考えが常識化していたようである。安全であればあえて地震保険などに入る必要がないというわけだ。地域としては同じ条件である宮城県との意識の違いが明確にでているようである。
一定の目的のために誤った情報が流布されるということは恐ろしいことである。小学校の副読本のなかに原発に関する記述で、津波にも地震にも強いとの記述がなされていたようである。原発が安全であると思い込むのは致し方ない環境が作られている。