昨日の日曜日は、昼間に統一協会関連の被害相談があった。統一協会の関連施設の責任者となっている親族の方からの相談であった。相続問題もからみ親族の方はその対応に悩んでいる。既に別の弁護士のところに相談にいかれていたが、「統一協会の活動に対して批判的になることはよくない、それは信教の自由の問題だ」とアドバイスをされたとのことで、この問題がカルトによる人権侵害であるとの観点が無いようだ。カルトがマインドコントロールで抵抗できなくなった信者の人権を侵害しているという認識がこの種の問題の対応にはまず必要である。ここのところ、いま問題となっている「摂理」についていくつかのテレビ局からの問い合わせが相次いでいる。しかし、このカルトについては私はまだ具体的事件として扱ってはいない。rnrn昨日の夜は、労働事件についての相談があった。先日、レストランの屋上でのビァパーティにお誘いいただいた労働組合の事件である。早速こんな事件を担当せざるをえなくなるとはその時は考えてもなかった。労働事件は、もちろん職場での事件であり、その内容いかんにいよっては身分にも直接影響する。そのことは即座に給与に反映されることになり、その人の生活がかかっている。そんなことを考えるとこの種の相談はやはり緊張するし、心の重荷になっていく。昨日の打ち合わせにはなつかしい人にで出会うことができた。もう10年以上前になるが、6人だけの組合員が大きなメディアを扱う会社と果敢に闘い大きな成果を勝ち取った労働争議を中央で当時書記長と言う立場で応援していただいていた方である。当時の役職とは異なっているが、今回の事件に関しても支援したいと打ち合わせに参加いただいたのである。前の6人の近況なども報告し、和解に至った中央での交渉のことも懐かしく思い出した。しかし、今回の事件の難しさを感じると共に闘わざるをえない組合員の皆さん方の生活のことが気になり、この事件を扱うことの責任をヒシヒシと感じる。そんなことで、この緊張感が今日も続いている次第である。rnrn朝一番は、倉敷で農地をめぐる調停、この事件は相手方弁護士さんの協力もあり、円満に解決に向かいそうであり、次回には調停成立にこぎつけそうな感じがした。岡山に帰り、拘置所で接見し、水曜日の尋問の準備、それから岡山地裁でこれまた激しい対立のある事件で民事の弁論手続き、それが終わって事務所に帰っての相談。これが会社、関係者個人の破産についての相談であった。先日から会社の破産、個人破産の申し立て準備が続いている。先日の230万人の破産予備軍の存在の報道はこんなところにも実感として表れている。この夏休みは空前の旅行ブームだとか。人の生活は本当に豊かになっているのだろうか。なかなかそんな実感が湧いてこない。
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- カルト被害を考える会 に 田所眞紀 より
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労働事件に緊張
2006年7月31日
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