今日は法廷なしだった

2011年4月27日

今日の日程には、法廷にでかける日程がはいっていなかった。明日も、行政相談の担当となっていて法廷の日程がない。事務所にいる時間が長くなる。たまっている記録のチェック、書類の作成に時間を使えると嬉しくなるのであるが、時間が空いたからといって、思ったほど作業は進展しない。当初の予定だと、連休明けに提出予定となっているいくつかの書類に関しては先に仕事に着手して完成しておいて、のんびりとした休日を迎えようなどと描いていたのであるが、時間があけばそれにあわせて頭の回転ものんびりとしてくるから作業は進まない。しかし、こうした時間があると課題がしっかりと見えてくるから、必要な時間でもある。ということで、きょうは仕事があまりできなかったが、頭の中はすっきりとした。周りにもやさしくできるから不思議なものだ。

きょうは、平成17年に佐賀のプルサーマル原発をめぐり推進派の東大の学者と小出先生(京都大学原子炉実験所)との討論のYouTubeの映像をみた。とても興味深くみることができた。この東大の学者は、小出先生らが指摘している危険性について、せせら笑うようにありえないことを言っていると言い放っているのである。しかし、いままさにそのとき指摘されているとおりのことが起きている。それでも小出先生は、別の最近のインタビューでは、福島原発の暴走を食い止めるべく東電に最大のエールを送っていた。きょうみた映像で今一度原点に戻って考える必要があると考えさせられたのは、世界のエネルギー源で地球に残されているもののなかでは原発のエネルギー源であるウランはほんのわずかであること、高速増殖炉が完成していてこそ初めて「夢のエネルギー」となりうるものであり、未完成であれば、原発の運転によって原子爆弾の原材料であるプルトニュームを溜め込んでいるばかりであるとの指摘である。資源として枯渇しているのは化石燃料ではなく原発燃料なのであり、しかも核兵器の原材料を蓄積しているばかりであるということである。さらに、廃炉にともなう被爆の危険性、その処理に膨大な費用と人命まで危険にさらさなければならないという結末のみえないものであるということが今回の事故で目に見えた。

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