土壌汚染事件で勝訴!

2011年6月1日

今日の最大イベントである。土壌汚染事件で両備ホールディングにその責任を問う裁判で勝訴判決がなされた。相手方が徹底的に争ってきていた事件なので、裁判所がどのように判断するか不安な気持ちもあり、判決を得るまでこの結果を確信することはできなかった。

土壌汚染の事実さえも全く知らず、何らの責任はないと主張し続けてきていた両備に対して、裁判所は賠償義務を認めた。当然の結果とはいえ、この勝利を確信するところまでには至っていなかった。当方の主張のありかたを一方的に両備は非難を続けていただけに、裁判所が明確に被告企業の責任を認めたことには正直いってほっとした気持ちである。原告らはその損害の認定については決して満足はしていない。しかし、裁判所が損害の主張も立証も不完全であったにも関わらず、裁判所として損害額を独自に認定したその手法は、原告らとしては十分に評価すべきことであると思われる。個人的にはまさに一矢報いたという気分である。

夜には、原告の人々とともに食事会をした。その後は支援者の方々ともいろいろなことを話し合う機会もあった。相手方が控訴すれば、当方も控訴によって徹底的に争いたい。控訴がないときにこの判断内容で確定させるかどうかは意見の別れるところである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Links

Calendar

  • 2024年4月
    « 5月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930