昨日、午前中は埼玉大学で環境工学の教授にお会いして、担当事件に関する情報などをお伺いしていた。午前10時からの約束であったため、前日から上京していた。そして、きょうの午後から都内で弁護団会議があるため、昨日も東京に滞在した。2連泊の東京出張である。宿泊は、前から良く利用しているホテルであり、気分的にもとても落ち着く。日程に十分に余裕のある出張である。
昨日の午後、そして今日の午前中と日程的には十分な時間がある。この間に仕事もしようとその準備をしてきていた。しかし、この余裕の気分がいっそ気分転換に私の休日としようとはやばやと決め、午後から新国立美術館にワシントン、ナショナルギャラリー展を見に行った。これをみなければ、印象派は語れないというキャッチフレーズであった。そうでもないとは思うが、しかし、印象派の作品が多く展示さえていた。チケットの絵にもなっているモネの鉄道は、時代が大きく変わっていくダイナミックな社会のなかで、印象派を花開かせた作家のときめきが伝わってくるような気持ちにさせるものであった。ちょっと、うれしかったのはゴーギャンの版画で娘の娘の名前ノアと同じ作品名があったことだ。かぐわしいというタヒチ語のようであり、これもぴったりだ。
その観賞を終えて、東京ミッドタウンまで歩き、そして六本木ヒルズまで足を延ばした。テレビ朝日のロビーで毛利庭園を眺めながらコーヒーを飲んでいた。ここに勤務している次女は、育児休暇をとってしばし岡山で過ごしている。ところが、昨日は、次女の担当している番組のクルーの人たちが、仕事のついでに我が家に寄ったようだ。私は、その会社に寄っており、逆にその会社のスタッフが我が家に寄っていたとは、、、、。
そして、外がとても涼しかったので、時間の余裕もあり(あることにした)、六本木ヒルズから赤坂見附まで歩いた。ゆっくり歩いて約30分でホテルに着いた。政局化している永田町、霞が関の空気をみながらホテルに着いた。都会の喧騒を歩くのは私は嫌いではない。決して知っている人には会うこともなく、自分の世界に浸れるからである。いやいや、昨日は地下鉄で疲れた感じで座席で眠っていた知人の同業者にであった。
さてこれから、弁護団会議である。我々弁護団の動きを執拗に追い回しているグループがある。きょうのテーマ、場所などは関係者だけの情報に留められている。