我が母校金光学園が、甲子園常連校関西高校と決勝戦を戦った。これ自体がすごいことである。それが、試合内容でも圧倒していた。ラジオの中継を聞きながら、打ち合わせやら準備書面を書いていたがどうも落ち着かなかった。「見てる!」などと興奮気味の電話がかかってきたりした。なでしこジャパンの奇跡がおこるかも知れないという期待も高まった。
しかし、9回に追いつかれ、11回にさよなら負けを喫した。選手たちは泣いていたが、泣く必要はない。堂々としてればいい。そんなに野球をする環境がいいとは思われないが、それでもこんなにいい成績を残して、決勝戦まで戦うことができた。努力した結果がこんなにもはっきりと形で現れるとは。スポーツの与える勇気というものの力を改めて知らされた思いである。明日からの仕事にも身に入りそうである。