新聞でも、テレビのニュースでも未公開株、社債の購入の勧誘、そして高価で買い取るとあおりさらに多額の金額を振り込ませる詐欺商法が横行していることはたびたび報道されている。国民生活センターからの啓発広報もでている。それでも被害に遭う人はあとをたたない。きょうも、こうした相談を受けた。すでにそうした勧誘がなされて２年近く経過していて、最近も高額で買い取るとの勧誘に乗ってしまって相談にきたのである。今回はさらに手が込んでいて、高額で買い取るかわりに全く価値のないリゾート会員権にかえてしまっている。ここまでくるとなかなか警察もすぐには詐欺として取り組むことが難しくなる。大量の被害者がでて、詐欺であることが確実となるまで放置というのがパターンである。
それにしても、この方の相談は、買い取りをなかなかしてくれないので買い取りをしてくれるように交渉して欲しいとのことであった。全く当初から詐欺であることなど頭にないのである。簡単に電話だけでつぎつぎと振込をしている。この商法の問題点とこれは詐欺であると説明してもなかなか納得してもらえない。よくもこんなに簡単に大金を振り込むものだとあきれてしまう。とりあえず、現在どれほど交渉できる先が特定できるか調査するところから始めてみることになった。よくもこんなに人を騙してお金をとろうと頭を使っている人がいるものだと思う反面、こうした相談をいくつも受けているとよくもこんなに大金を電話だけの勧誘で信用してしまって簡単に振り込んでしまうものだと思ってしまう。相談している私の前では気丈に構えて、その悔しさ、情けなさを取り繕っているだけかもしれない。なんとも、、、、、。