始まり?終わり?

2006年7月27日

同じ問題について3度目の相談。雇用関係をめぐる相談である。定年を控え、雇用時の約束との違いが問題となっている。相談ごとに事態は少しずつ変化している。訴訟に発展することなく、ある程度の条件をのめばうまくいきそうな感じである。来年の3月になっても4度目の相談がなければ解決したことになる。rnrn2年ほど争ってきた先物取引被害事件で再来週に判決を控えている事件で和解期日があった。裁判官がどのような心証を抱いているか心配だったが、まずは当方の主張を理解していただいているようで安心した。相手は被害額の2割程度で、当方は7割は確保したいとの主張であった。これほど互いの主張が異なれば和解の見込みがない。しかし、判決前の裁判官の和解案の提示である。相手方も観念せざるをえない。来週もう一度和解期日をいれることになった。おそらく、相手方は和解にのってくるだろう。和解ができなくても当方の主張どおりの判決にはなることがほぼ確実な見通しとなった。この依頼者は2社から約2400万円の先物取引の損害を被ったが、これで合計約1800万円の損害を回復できることになる。事件発生時に存命であったご主人は既に亡くなっている。老後の貴重な資金をとりもどすことができる。rnrn別居して1年半ぐらいがたつだろうか。なかなか困難な離婚事件であったが、夫が3人の子どもの親権者となり、離婚が成立できそうなところまでに話が詰まってきた。今回の期日で突然に相手方の態度が問題解決の方向にむいてきた。次回期日に全ての問題を解決して合意に至ることを願う。終わりそうな事件である。rnrnそして、午後4時からは倉敷支部での相続問題に関する事件であった。平成13年に亡くなられた方の遺産分割に関しての裁判で、この裁判自体も平成15年からの事件である。きょうやっと結審することができた。しかし、これは始まりであって、終わりではない。この事件は判決がでればどちらかが必ず控訴することになる。そして、どの段階かで確定しても、そこからまた次の調停、裁判と続かなければ決着をすることが法的にできない内容の裁判である。結審した安堵感はある。しかし、今後のことを考えれば、気の重い事件である。rnrn今日の事件は、いずれもそれなりに決着へと向かった事件である。最後の事件を除いてはおそらく完全解決となるだろう。なんとなくうれしい1日となった。しかし、少し気がかりな事件がある。数日前に子どもが母親を刺した事件が報道されていた。その家族の状況が私が最近お会いし、存じ上げている方と良くにているのである。その方のことでないことを祈っている。親や一緒に住む祖父母が世間でも家庭においても完全であろうとすれば、子どもにとっては大きなストレスとなるのかもしれない。少なくとも家では隙だらけの私は、子どもたちにとってはあまりストレスにならなかったのかもしれない。まだ殴られず、元気で過ごしている。もっとも同居していないのだから当然かもしれない。しかし、最近は親も子も余りにもぎすぎすとしていないか。社会がそうだからしかたないか?

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