反対尋問

2006年7月19日

今日は(既に日付が変わっているので)、前回の検察官側の証人尋問に対する反対尋問を予定している。その準備のためにこんな時間になってしまった。rnrn反対尋問は成功すればこんなにおもしろいことはない。主尋問に対する確たる反証があるときは、どのようにして崩していくかしっかりと尋問内容を検討し、尋問順序などの予定をたてる。しかし、そのようなことが可能なことはほとんどない。意気込んで反対尋問をしてそれまであいまいだったことを検察官に有利なように証言を補充させてしまいかねないことはよくある。既に何度も検察官の前で供述して調書までにしてある事実と異なる証言を求めようとすること自体に無理があるというものだ。反対尋問はしないことがもっとも有効な反対尋問であるとも言われている。rnrn被告人はその証人の言うことは嘘ばかりだ。だからきちんと尋問をすればきっと本当のことをいうのでしっかりと反対尋問をして欲しいという。どこか客観的な事実関係について確実に追いつめる尋問ができないものかと記録を読み直していたのである。検察官側も供述主体の立証で確たる物証はない。どこかに痕跡が残っていて追及できればと考えていたのである。何も尋問することがないわけではない。しかし、何も尋問しないよりはポイントが稼げそうな事実関係はいくつか確認できた。被告人のいうように単純にきけば真実が表れるというものではない。今日は少々神経も高ぶっている。アルコールを飲んで眠ろう。津山、新見など県北は洪水警報がだされているとか。今日(もう昨日か)境港からきたと言う人は、出てくるときはひざまで水がでて床下浸水の状況となっていたとのことである。被害がでることがないように祈っている。

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