雨の休日

2006年7月17日

雨の日は決して嫌いではない。特に休日の雨は好きである。妙に落ち着いて外のことに気が向かない。しかし、このように土砂降りの雨が降り続くと被害が気になる。地球上の水の総体に変化がないわけだからどこかで水が不足していることにはならないないだろうか。それにしても亜熱帯地方の雨期と同じになってしまったのではないかと思わされる。そんなことで今日は事務所にも寄ることなく家でのんびりした。rnrn高校野球の県予選が始まっているが、この雨でもいくつかの試合はなされたようだ。幼稚園時代から中学まで一緒だった高校の教師をしていた友人が、長い間ある高校の野球部の監督を務めていた。自分の出身校でもあり、常に初戦敗退を繰り返していて、是非とも1勝させたいと頑張っていたが、その夢が叶わないうちに病死した。その高校が今日はコールド勝ちとなっていた。高校野球は多くのドラマを生み、甲子園の全国大会のテーマソングを聴くだけでも何かじんとこみあげてくるものがある。rnrnしかし、ほんとうに高校野球は美しいものだろうか。それぞれのチームに確かにドラマはあるかも知れないが、教育の一環としての意味が問われる問題もあるように思う。実は、今ある高校野球部の練習中の事故に関して訴訟の依頼を受け、今日その準備を自宅でしていた。甲子園を目指すチーム、1勝が目標のチーム、クラブ活動として参加できる喜びを味わうチーム、それをとりまく父兄、学校関係者、いろいろなことが学校教育としての活動であることを忘れさせている一面があるのではないかと資料を検討していて感じた。休日であるので激しい雨音を耳奥でかすかに感じつつ、昼寝をしながらふと考えたことである。

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